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糖尿病とケトン体 糖尿病検査


糖尿病とケトン体

糖尿病を血液検査ではなく、尿検査から判断する方法の一つに、尿ケトン体濃度を調べるという方法もあります。

ケトン体とは、血液中のブドウ糖の分解が上手く行かない時には脂肪酸が代用エネルギーとして利用され、その時に生じる副産物の名称です。

専門的にはアセト酢酸、D‐3‐ヒドロキシ酪酸、アセトンの三つをケトン体、またはアセトン体と呼んでいます。

ケトン体は腎臓でろ過され、尿と一緒に放出される老廃物なのですが、このことから尿中にケトン体が高濃度で検出された場合には、かなり症状が進んだ糖尿病だと診断することが出来ます。

なぜなら、血液中のブドウ糖が分解されていない状態というのは、膵臓が機能していないか、少なくとも働きが十分ではないということを示しているからです。

また血液中のケトン体濃度が高まると、血液が酸性に傾き、ケトアシドーシスという状態を示すことがあります。

ケトアシドーシスとは、糖尿病の急性合併症の一つで、発熱や咳など風邪とよく似た症状を起こします。

そのため不調を訴えて診察を受けても、風邪と診断されることも多く、最終的に手遅れとなり死亡する例も報告されています。

ケトアシドーシスはケトン体が血液中に増加してPH7.0以下の酸性に傾くと死亡率が急激に高まります。

通常、人間の血液はPH7.4程度ですから、比較的短時間で症状が進行することが懸念される状態なのです。

このように尿中にケトン体が検出されている場合、かなり進行した糖尿病であるということが考えられるため、採血による血糖値の測定は慎重を要することになります。

なぜなら糖尿病による血中成分のアンバランスによって血小板などの成分が不足し、一度出血すると中々血が止まらない出血傾向がみられるようになるからです。

このため、重症な糖尿病の進行を観察するには、尿糖やケトン体などの判定が重要視されることになります。

また近年「ペットボトル症候群」と呼ばれる症状が増加していると言われています。

ペットボトル症候群とは、ペットボトル飲料を大量かつ恒常的に飲用することで、インスリンの分解作用が追いつかず、ケトン体が産出され尿中に放出されるという状態なのですが、この場合はI型糖尿病とは違い、インスリンが産出されていないわけではありませんので一過性のものが多いようです。

しかしながら腎臓と膵臓に過度のストレスをかけていることには違いありませんので、生活習慣を見直す必要性がありますね。

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