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糖尿病網膜症とは 糖尿病の基礎知識


糖尿病網膜症とは

唐突ですがここで質問です。現在日本で中途失明(何らかの原因で見えていた状態から失明となるケース)の原因第1位は何だと思いますか?

事故?外傷?高齢者に多い白内障や緑内障?いえいえ、実は糖尿病性網膜症なのです。

実に1年間に約3000人(全体の約18%)もの人が糖尿病が原因の網膜症によって失明しており、その数は年々増加傾向にあると言われています。

また2位の緑内障も糖尿病の合併症として知られているため、中途失明者の多くが糖尿病によって視力を奪われているということになります。

糖尿病にかかっている人が全て糖尿病性網膜症になると言う訳ではありませんが、この病気は糖尿病の3大合併症の一つに数えられているため、糖尿病の確定診断をされた人は予防に努める必要があります。

人間は生きていくための情報のおよそ8割を目で捉えた情報に頼って生活しています。それだけ人間にとっての目は非常に重要な役割を果たしているのです。

そのため眼球を覆って保護している網膜には栄養を補給するために数多くの毛細血管が張り巡らされています。

ところが「血糖値が上昇する=血液の粘度が高まる」と血流障害を引き起こします。

毛細血管はその名の通り細く小さな血管なのでちょっとした血栓が出来ただけでも簡単に詰まってしまうのです。

一度詰まった毛細血管からは栄養が供給されなくなってしまうため、新しい毛細血管がつくられることになります。

ところが新しい毛細血管は急ごしらえのため非常にもろく、ちょっとしたことで傷つき出血する原因となります。

このようなことが繰り返されているうちに網膜が傷つきやがて失明へと繋がるのが糖尿病性網膜症です。

この病気には症状の進行具合によって4つの段階に分類されています。極めて初期の段階が正常眼底と呼ばれ網膜の状態には特に目立った不具合は見られません。

次に単純網膜症と呼ばれる段階に進むと、眼底に小範囲の出血や破れた毛細血管からにじみ出てきた血漿成分が眼球にへばりつき白班として認められる様になります。

ただし、ここまでの段階であれば治療法としては内科的療法として食事療法や運動療法による血糖値のコントロールがメインとなります。

第三段階の前増殖網膜症まで進行すると網膜周囲の毛細血管が閉塞し、新生血管が出来たり大きめの白班なども認められ物がぼやけて見えてくるようになります。

この段階まで進行するとレーザー光線で新生血管を焼く光凝固治療が行われるケースが生じます。

更に病状が進行すると増殖網膜症と言われるステージになります。

この状態になると網膜からガラス体まで新生血管の悪影響がおよび網膜剥離を引き起こす可能性が高くなります。

増殖網膜症となっても早い段階で光凝固治療やガラス体の手術を行うことで失明を免れることは出来ますが、網膜が剥離してしまうと失明の可能性が飛躍的に高くなってしまいます。


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